実写ドラマを見た人にこそ読んで欲しい!!
おすすめ漫画「LIAR GAME」完結済

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どうも!くろしば丸です!

皆さんはドラマや映画をご覧になることはあるでしょうか?
恐らく「ない」と答える人はほとんどいないと思います。

映画やドラマ、アニメ、小説などさまざまなメディアが溢れる現代では
原作を実写化、アニメ化、ノベライズなど形を変えて発信されることがあり
普段漫画なんて読まないよって人も知らず知らずに見てたなんてことも少なくありません。

実は漫画が原作だとあまり知られていない作品というのは意外にも数が多く、
例えば「ROOKIES」「テルマエロマエ」「海猿」などなど…
その数ある作品の一つに「LIAR GAME」があります。原作もかなり人気がある反面
やはり一般での認知度はドラマに比べてまだまだな印象です。

というわけで今回は甲斐谷忍先生原作の「LIAR GAME」についてご紹介していきます!
実写ドラマを見た人にほど漫画で是非読んで欲しい作品ですので、
原作と実写の違いをサクッと解説!それではいってみよう!

あらすじ

落ちていた100円をわざわざ交番まで届けに行く”バカ正直のナオ”と呼ばれる女子大生・神崎直。
ある日彼女のもとに謎の箱が届きます。その中には1億円と手紙が一通。
負けたら1億円の負債を背負う「LIAR GAME」という騙し合いの戦いに巻き込まれます。

疑わない性格が災いし、対戦相手にまんまと1億円を奪われてしまった神崎直。
「詐欺師のことは詐欺師に聞くのが一番なんだけどね」
という雑なアドバイスを真に受け、間もなく刑務所から出所する
巨大マルチを壊滅させた”天才詐欺師”・秋山深一に助けを求めることを決心します。

そこから神崎直と秋山深一の壮絶な戦いが幕を開けるのでした。

さて、ここからは原作と実写版とで異なる点を解説していきます!

最も罪深いのは”無関心”

ここはドラマとは違う原作「LIAR GAME」を語るうえで最も重要かつ根本的なテーマだと思う話です。

神崎が人を疑いそうになり「これじゃいけませんね」と切り替えようとしたとき
秋山はこう答えます。「いや、人は疑うべきだよ」と。

疑うということはその人を知ろうとする行為そのもの。
信じるという行為はまぎれもなく高尚なものだが
多くの人は信じるという言葉を使い、思考を放棄している。
壊滅させたマルチでは、勧誘している人間の多くは心の底から良い事をしていると
思い込み、相手がどんなに苦しむのか一切考えていない”究極の無関心状態”。

「疑って疑ってその人の心の中をじっと見ることさ。人は辛い時ほど他人に言えないものだからな」
この言葉に無条件で相手を信じていた自分に気付いた神崎は、
人を疑うことを覚え始め「LIAR GAME」を通して少しずつ確実に成長していきます。

ドラマでは馬鹿の一つ覚えのように信じる疑わないことを信条にしていた神崎直ですが、
原作ではこの言葉から驚くほどの成長を見せてくれます。

秋山がいたから神崎は生き残り、神崎がいたから秋山も生き残った

ドラマでは秋山におんぶにだっこだった印象がかなり強い神崎直ですが、
前述したとおり彼女は「LIAR GAME」を通して徐々に成長していきます。

天才詐欺師と呼ばれ騙し合いにおいては無類の強さを発揮する秋山ですが、
秋山に近い頭脳を持ち、秋山よりも遥かに冷徹で多額のお金を持っている敵も存在し、
その手段を択ばない戦い方に次第に追い詰められていきます。

しかし、そこで厄介になるのが神崎直。彼女は人を疑うことを覚えましたが、
依然として人を蹴落としたりしようとしません。
ほとんどのプレイヤーが合理的で打算的な選択をしていく一方で、
彼女は自分の戦い方を貫き、最後の最後には突破口を切り開きます。

神崎直が一人では勝ち残れなかったのは言うまでもないですが、
秋山深一もまた一人では勝ち抜くことはできなかったでしょう。
この共生関係が原作でしか味わえない「LIAR GAME」のテーマの一つだと考えます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
実写版を見た人にこそ原作も見て欲しいと言った理由が伝わっていると嬉しいです!

甲斐谷忍先生は”一つのテーマ”で描き切るのがとても上手い漫画家です。
その点に関しては本当に”右に出るものはいない”のではないかと思うほどです!

今回紹介した「LIAR GAME」の他にも多くの甲斐谷忍先生の作品があるので
興味があれば是非読んでみてください!

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