10月4日のジャンプSQ11月号にてワールドトリガー第246・247話が掲載されました。
今月はありがたいことに豪華2話掲載!芦原先生の体調が崩れないことを祈りたいですね。
さて、前回の話は自分と修の差が気になった麓郎がヒュースに何が違うのかと尋ねるシーンから始まりました。
その質問に答えたがらないヒュースでしたが、麓郎の師・犬飼に許可をもらい話すことを決意します。
麓郎が犬飼に稽古をつけてもらっている内容には実は麓郎の知らない隠された意図があり、
似たような稽古をつけてもらったことがあるヒュースはその裏の意図に気づきます。
なぜ麓郎に教えてやらないのかと尋ねると、
犬飼はそれを「自分自身の力で考える力を身に着けて欲しかった」からだと答えました。
ヒュースがその意図を麓郎に伝えた結果、ショックを受けた麓郎でしたが
「少しでも取り返すしかない」とヒュースに話の続きを求めるのでした。
今回はその続きから…
第246話 若村麓郎②
実力とは
ボーダー隊員にとって大きな資質の違いとなるのはやはりトリオン量。
これは努力では覆せない差となっており
ヒュース曰く「玉狛で才能があると言っていいのは千佳だけ」
しかし、麓郎よりも才能が劣るはずの修の方が大きく結果を残している。
ヒュース曰く「単純に実力の差」と言われるが、実力が何をさしているのか分からなくなり、
”実力”とは何か問います。
ヒュースの結論としては「”実力”=結果」のこと。
もっと言えば「結果に+の影響を及ぼす能力」のこと。
修は戦いで貢献できる力はないものの
作戦を練ったり相手の裏をかいたりとチームの勝利に貢献ができる。
これが言うなれば”実力差”として結果に表れたんでしょうね。
管理人は「才能=結果」という考えを持っていたので結構共感できる話でした。
”才能”と”実力”という言葉には実はあまり差異がない?
修と麓郎の違い
ランク戦で修と麓郎の結果(実力)を分けたもの。
それは「余裕」の有無であり、修の方に「余裕」がなかったからこその結果だと言います。
麓郎や香取隊は目標に期限を決めてない一方、玉狛第二には『最短で遠征に行く』という明確かつ絶対的な目標がありました。
思い返せば、迅の勧誘、ヒュースの入隊、ワイヤー戦術や隠し玉のハウンドも全てが遠征に最短で行くための現実的な策として機能しています。
修が実力で勝ち上がろうとしていたら、間違いなくB級2位には届かなかったでしょうし。
このあたりは、木虎・菊地原から厳しく咎められていましたね。
あの言葉が無ければ”足踏み”していたのは間違いないでしょう。
余裕のないメガネは手段を択ばず、試験中に師を売りましたからね
他人の答え
結果的に期限を切ったことが功を奏し、修の能力に磨きがかかったのですが、
修の真似をすれば修のような力を手に入れることが出来るのか?と問われ、
ヒュースはそれは典型的な足踏みだと返答するのでした。
修の余裕の無さは『遊真とレプリカを少しでも早く再会させるため』という目標から来ていますが、
これを麓郎が形だけマネしても修の様に”強い動機”にはならない訳です。
迅の勧誘やヒュースの入隊などの思い切ったことは出来ないでしょうね…
これがヒュースが麓郎に参考にならないと言った理由なんですね。
しかし、強い人の真似をしても助言をもらってもダメ。
行き詰ってしまった麓郎にヒュースは一つのアイデアを出します。
それは「香取隊を抜けること」でした。
遠征試験でたびたび見られた香取隊の絆。
ここで示される「隊を抜ける」選択肢。やめておくれ~!
第247話 若村麓郎③
強すぎた香取
ヒュースの出した案は「香取隊を抜けること」
ヒュース曰く麓郎のチーム戦での実力はそもそもチーム戦として
味方や自分がどう動くべきか判断が出来ていないC級レベル。
その一番の原因は『香取が強すぎた』こと。
強すぎるエースに引っ張られるがままにB級上位まで来てしまったがために
チーム戦の基礎を学ぶことが出来ていないと、、、
だからこそチームの結成から自分の力で進めていくことが出来れば確実に強くなれると。
これは犬飼も言っていた花を一から育てるに通じるものがありますね
高すぎる壁
麓郎はチームとしてはB級上位まで来てしまっているので、本人はそれ相当の壁に挑んでいるつもりだった。
しかし、現実エースに引っ張られて上がってきてしまっているので途中壁らしい壁を乗り越えていない。
したがって、麓郎が乗り越えようとしている壁は想像以上に高すぎて乗り越えることが困難を極める。
そのせいで行く道が分からず、他人の答えを集めようとしてしまっているらしい。
適切な壁からスタートしていけるなら順当に力をつけていけるはずだと。
自分の実力を思い知らされた麓郎は今何を思うのでしょう、、、、
まとめ
ヒュース
千佳の時もそうでしたが、ヒュースは周りが優しすぎて何も言えないことをズバズバ言う役割を負いがちですよね。
麓郎には言いたくなさそうにしていましたが(恐らくは選抜試験への影響を避けたかったのでしょうが)
「お前のレベルはC級相当だ」とかふつう言えませんもんね。
半崎がフォローに入ろうとしていましたが…
しかし、このハッキリ言うところがヒュースなりの優しさでもあるんでしょう。
何も言わなければ麓郎は足踏みを続けていたわけで。
千佳の時にも「戦場だとお前が撃たないことで遊真や修が死ぬ可能性もある」と残酷だけれど目を逸らすわけには行かない事実を突きつけましたし。
損な役回りなだけで根がまじめで優しいんでしょうね…
自転車の件とかも明らかに慰めで言ってるので
ヒュースの優しさが伺い知れます
脱退
麓郎に示された香取隊を脱退するという選択肢。
あくまで手段の一つでしかないので選ぶかは分かりませんが、脱退しなくても麓郎は成長し始めていることが伺えます。
これは図らずも”試験”という期限が切られていますし、数値や順位等で結果が否応にも見せつけられてしまいます。
それを踏まえて素早く判断しようとしたり前向きに策を考えようとしたりでわずかながら調子が上がってきているので、試験中に何としても成長してほしいですね!
香取隊脱退にはなりませんように…
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