『ワールドトリガー』作品レビュー

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評価 4.8

キャッチコピー大賞で「遅効性SF」が選ばれただけあり
じわじわボディーブローのように面白さが効いてくる作品。

評価はかなり高めの4.8点。

これは筆者の中でほぼ最高得点と言っていいでしょう!
(満点の作品と出会えるかは不明)

この作品の一番の魅力は”集団戦”がしっかり描かれていること。

基本的に漫画においては一対一の分かりやすい構図で描かれやすく
仲間と共に戦うとは言っても最終的には主人公とラスボスの一騎打ちになりがち。

しかし、『ワールドトリガー』はきちんと集団戦に重きを置いた作りになっています。

端的に表すならば
ほとんどの漫画は”ケンカ”なんですがこの作品は”戦争”なのです。

主人公と敵のボスのみで決着がつくことはなく戦いはあくまでも手段。
互いの国には目的があり、その目的により近づけた方が勝ちと言えるでしょう。
↑これも戦争っぽい

この漫画ではトリオン体という仮の肉体に換装して戦うため
グロテスクな展開が少ないのも嬉しいポイント。

命を失う恐れが低いので弱い隊員が強い敵を足止めしたり、
敵の気を引く捨て駒が出来たりと少年漫画では考えられないような集団戦が味わえます。

緻密に計算されているように見える作風ですが、
実は意外と大まかな流れ以外は行き当たりばったりじゃないかなぁと感じますね。
(そうでないと描けなさそう)

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