【考察】『黄泉のツガイ』400年前なぜ”封”を持つ片割れは生き返らなかったのか?

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黄泉のツガイに登場する伝説とされる力、”解”と”封”。

その二つの力はそれぞれ朝と夜を分かつ時に生まれた運命の双子に授けられ、そして、運命の双子は一度死んで初めてその力を手に入れる。

運命の双子として生を受けたアサとユル。アサは一度殺され”解”の力を、ユルはまだ”封”の力を手に入れていません。

一度死んでも復活することが出来る運命の双子ですが、必ず蘇るとも限らず。

実際、400年前に生まれた運命の双子は、”封”を手に入れるはずだった片割れが蘇ることはなかったそう。

さて、400年前の双子の片割れが生き返らなかったのはなぜでしょうか。

考察していきたいと思います。

蘇らなかった理由

①生き返ることを拒否したから

一番最初に思いつくのは「本人が自らの意志で生き返ることを拒絶した」という説。

アサの回想で確認できた事実として”解”の力は継承される前に生きるか死ぬかの選択肢を与えられる。

当然、そこで死を受け入れれば生き返ることはありません。

通常なら生き返らない選択肢はないように思えますが、東村の殿様に直接手を下され、力を得た後は戦に参加しなければならない状況。

生き返っても待っているのが地獄なら片割れが黙って死を受け入れるのも十分に考えられます。

②”封”を持つ者が他にいるから

そして、もう一つ。”封”を持っていた者が他に居たために蘇ることが出来なかったという説。

ツガイにはあるじが必要であり、原則として一人のみ。これは、”解”と”封”においても全く同じだと考えられます。

つまり、片割れが生き返らなかったのは”封”には主が居た可能性があるということ。

運命の双子の条件は厳しく、同じ時代に生まれることはまずあり得ない。しかし、ある一人の人物から”封”を持つものが他にも居た可能性が浮かび上がります。

それはミナセの存在。

ヤマハおばあの実姉であるが、その見た目は若々しく”封”の力の一部を使って寿命を封じ込めている。

※ミナセは運命の双子ではないため、正統な”封”の力を持っているわけではない

大事なのは”封”の力は寿命を封じてしまえるという点。

”封”の力を持つ者が自らの寿命を封印していれば運命の双子が重なることは十分にあり得るのではないでしょうか。

ユルは生き返ることが出来ない?

先で述べた説のパターン①「生き返ることを拒否した」というパターンであればユルは問題なく蘇ることが出来ます。

ユルは基本的に勝気であり父母を見つけ出すという目的もあることから、万が一死ぬような状況になったとしても命を投げ出す選択肢は選ばないでしょう。

可愛い妹もいますしね。

しかし、問題はパターン②「”封”を持つ者が他にも居た」だとすると
話は途端に厄介になります。

なぜなら寿命を封じているということは

その”封”に選ばれた者は現在も生きている可能性が高いから。

そうなってしまうと、ユルが死んでも”封”の力を継承し蘇ることはないでしょう。

基本的に”封”の力を狙うものはユルが生き返ることを信じて疑っていません。
ユルが本当の意味で死んでしまうことを望んでいる人は一人もいないのです。

しかし、この状況はそもそも誰も幸せになりえないにも関わらず、知らずにユルの命の取り合いをしている可能性があるのです。

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